注目キーワード

生産者の取組み

高濃度トマトが大人気に! その秘密はPR戦略!?

2017年に登場し、瞬く間に売り場を拡大した「オスミックトマト」。大手スーパーマーケットを中心に販売数を増やし、消費者に支持されるための仕掛けとは?

オスミックトマトとは?

高密度生息有機培土「オスミックソイル」を使用し、安全性の高い栽培方法で作られ、一粒一粒糖度選果をした「年間平均糖度9以上」の“とにかく甘い”トマト。関東圏の大手スーパーマーケットを中心に販売中(オンラインでは「OSMICトマトジュース」も販売)。オーガニックソイルは、この「オスミックソイル」と、高機能環境制御温室ハウス「オスミックハウス」を活用した、オスミックトマト栽培のフランチャイズモデルを進めている。

緻密な戦略で新規企業と
フランチャイズ展開へ

トマト本来の旨みの強さを実現した――オーガニックソイルが独自開発した〝生きた土〞オスミックソイルと、高機能の温室ハウスで育てられた、高糖度フルーツトマト「オスミックトマト」が全国各地に輪を広げている。

同社はオフィシャルサイトやSNSの他、店頭でのPR、各種の広告やメディア、また潜在的マーケットの掘り起こしなど緻密なプロモーション戦略を立ててきた。

さらにGMSのイオングループでは、積極的な試食販売のプロモーションで週末に300パックを売り上げるという実績を築いた。関東圏の地域スーパーや東京都内の飲食・レストランに取引先を持ち、東海・関西エリアにも販路を広げる予定。大手宅配、ネットスーパー、コンビニや高級スーパーまで取引を拡大していく見込みだ。

4月上旬には飲食店、小売店向けにオスミックブランドの商品を卸価格で提供するBtoB通販サイトもオープンする。

今後も、年間を通じて安定供給できる付加価値型の農作物を開発していく。その上で、農業への新規参入を狙う企業とパートナーシップを組み、オスミック栽培のハウスを共同経営するフランチャイズモデルの展開に注力していく。現在は通年収穫できる大玉トマトとイチゴの栽培実証を進めており、こちらもフランチャイズ展開していく予定だ。

12>

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 憧れの自動運転!トラクター自動化製品まとめ 【スマートトラクター編】...
  2. 神木隆之介が天才植物学者に! 朝ドラの舞台・高知の生産現場で実感した「強さと努力」...
  3. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  4. 2023年注目農業ウェア・アイテム6選! セレクトショップのおすすめを紹介!...
  5. 手強い雑草を制しつつ、環境にも優しい? “二刀流”の除草剤を使いこなせ!...
  6. 2020年注目女優・南沙良、映画『もみの家』の撮影を通して野菜好きに!?
  7. 【知って得する】若手農家必見! 農家が知るべき3つの「生産性」とは?
  8. 「生産活動そのもの」を価値として販売するには? コメ農家の未来を切り開く、生産者の奮闘...
  9. ハイスペックで格好良い!「次世代軽トラ」の実力
  10. ゲノム編集と遺伝子組み換えの違いは? メリットを専門家が解説

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.32|¥0
2024/07/19発行

お詫びと訂正