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「世界農業遺産」へ認定! 伝統守る美しい農地

長年継承されてきた、伝統的な農林水産業を認定する「世界農業遺産」。現在19ヶ国の地域が認定されているが、新たに日本国内の2地域がリストに加わった。環境やライフスタイルの変化を乗り越え、その土地ならではの文化や先人の思いを受け継いできた、美しい「農業」のカタチとは?

「世界農業遺産」とは?

「世界農業遺産」とは、何世代にも渡り受け継がれてきた伝統的な農林水産業や、その地域と文化、農林水産業システムを認定する制度。

過去紹介記事はこちら▼
>>「世界農業遺産」って何?
>>これぞ伝統! 静岡の農業遺産

これまで世界19ヶ国、日本では9地域が認定されているが、2018年3月9日、新たに日本で2つの地域が「世界農業遺産」として認定された。

静岡・徳島が実践する
独自の農業スタイル

今回「世界農業遺産」に加わったのは、『静岡県わさび栽培地域』と『徳島県にし阿波地域』の2地域。

わさび発祥の地とされている『静岡県わさび栽培地域』では、山間部の沢に作られた階段状のわさび田で、栄養分の高い湧水を利用し、肥料に極力頼らない栽培方法が継承されている。

わさび漬けなどの加工品をはじめ、わさびを使った独自の食文化が地域に根付いていることも認定の大きなポイントとなった。

静岡県わさび栽培地域

また、『徳島県にし阿波地域』は、急傾斜地でありながら段々畑を作らず、そのままの土地で農業を営む地域。カヤをすき込んで土壌流出を防止したり、独自の農具で耕作を行うなど、長年のアイディアが盛り込まれた農業形態が魅力だ。

雑穀や野菜などの地域固有品種の栽培や、日本の原風景とも言える山村景観、農耕にまつわる伝統行事も受け継がれている。

徳島県にし阿波地域の急傾斜地で作業を行う様子

そばを実のままいただく郷土料理「そば米雑炊」

「世界農業遺産」の認定により、周辺地域が盛り上がることで、日本の文化や農業がさらに振興していきそうだ。

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