注目キーワード

政策・マーケット

米国農家の約3分の1は、なんと大都市圏で経営!

アメリカでは都市でも地方でも地域活性につながる、農業ムーブメントが起こっている。今回はニューヨークで行われている取り組みについて紹介する。

ブルックリンで行う
大都市の農園経営

米農務省によると、米国では農家全体の約3分の1が大都市圏で農業を営み、都市部に新鮮な農作物を供給している。近年では、限られた都市空間を立体的に利用するべく、ビルの屋上を農園として活用する取り組みも増えてきた。

ニューヨークで2009年に創設された「ブルックリン・ガレージ」は、2ヶ所のビルの屋上で合わせて2.5エーカー(約1万㎡)の農園を運営。年間5万ポンド(約2268万キログラム)以上の野菜を有機栽培し、地元の飲食店や食材店に販売している。

この農園では食や農に関するワークショップを定期的に開催しているほか、難民や移民を対象とする就農訓練も実施。地域住民の健康な食生活を推進し、地域のエンパワーメントにも貢献している。

aj_new20161220_002


文/ Yukiko Matsuoka

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  2. 【植物工場ビジネスの最新動向と課題】現状は赤字が約半数。エネルギー削減の取り組み進む...
  3. 魚のフンが肥料に!? 循環型農法「アクアポニックス」をパッケージ化した次世代農場...
  4. ハイスペックで格好良い!「次世代軽トラ」の実力
  5. スマート農機の自動操舵がより正確に! ソフトバンクのRTK測位サービスに迫る...
  6. 太陽光発電を活用し、天候や昼夜を問わず種まきと除草を自動化できる自走式ロボットとは?...
  7. 高温・乾燥ストレスの予防に!「海藻」の恵みを植物へ届けるバイオスティミュラントとは?...
  8. 成功する農業後継「子供の頃から農業が嫌だった」
  9. 植物の免疫力と鉄吸収力を高める! “ビール酵母”がベースのバイオスティミュラントの実力とは...
  10. 「一人でも多くの人に農業で成功してほしい」 愛媛県4Hクラブ会長が失敗から得た財産とは...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.32|¥0
2024/07/19発行

お詫びと訂正