注目キーワード

道工具・資材

農業機械のスマート化、2017年はどうなる?

【農業機械の安全性確保の自動化レベル(概要)】

レベル1 使用者が搭乗した状態での自動化(市販済)
・使用者は農機に搭乗
・ 直進走行部分などハンドル操作の一部等を自動化
・ 自動化されていない部分の操作は、全て使用者が実施

レベル2 使用者の監視下での無人状態での自律走行(2018年に市販化予定)
・ ロボット農機は、無人で自律走行(ハンドル操作、発進・停止、作業機制御を自動化)
・ 使用者は、ロボット農機を常時監視し、危険の判断、非常時の操作を実施
・ 基本的に、居住地域から離れた農地など、第三者の侵入可能性が著しく低い環境等で使用

レベル3 無人状態での完全自律走行(研究段階)
・ ロボット農機は、無人状態で、常時全ての操作を実施
・ 基本的にロボット農機が周囲を監視して、非常時の停止操作を実施(使用者はモニター等で遠隔監視)

既にレベル1の製品は市販化されていましたが、レベル2の製品が圃場での実証実験を経て、2017年にクボタから市販(パイロット販売)される予定になっています。これは大ニュースです。使用者はロボットトラクターを常時監視しながら、無人で自律走行するロボットトラクターが作業を行ってくれる。トラクターが自動で作業する間、使用者は他の作業を実施できるわけですから、これは農家さんは助かるはずです。先陣を切ってリリースを出したのはクボタですが、もちろん他社も2018年から商品化することでしょう。

< 123>

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  2. 【植物工場ビジネスの最新動向と課題】現状は赤字が約半数。エネルギー削減の取り組み進む...
  3. 魚のフンが肥料に!? 循環型農法「アクアポニックス」をパッケージ化した次世代農場...
  4. ハイスペックで格好良い!「次世代軽トラ」の実力
  5. スマート農機の自動操舵がより正確に! ソフトバンクのRTK測位サービスに迫る...
  6. 太陽光発電を活用し、天候や昼夜を問わず種まきと除草を自動化できる自走式ロボットとは?...
  7. 高温・乾燥ストレスの予防に!「海藻」の恵みを植物へ届けるバイオスティミュラントとは?...
  8. 成功する農業後継「子供の頃から農業が嫌だった」
  9. 植物の免疫力と鉄吸収力を高める! “ビール酵母”がベースのバイオスティミュラントの実力とは...
  10. 「一人でも多くの人に農業で成功してほしい」 愛媛県4Hクラブ会長が失敗から得た財産とは...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.32|¥0
2024/07/19発行

お詫びと訂正