注目キーワード

最新技術

スマート農業を、「儲かる」農業にするには?

スマート農業には高付加価値が大切

【従来型マーケティング】

図表-1
【新たなマーケティング】

図表-2

<単一の高付加価値商品に特化するのではなく、顕在化しつつある多数の高付加価値商品を並行生産するのが、新たなトレンドに。(生産品目は柔軟に変更)>

すでに数多くの植物工場が稼働しているが、中には経営が思わしくない企業もあるという。その実情を三輪氏は「スーパーカーで一般道を走っているような状態」と例える。

植物工場が普及したことで無農薬や洗わなくていい野菜が広く出回るようになり、そうした今では付加価値とみなされなくなった生産物に対して設備がオーバースペックなのだ。そこで、今後は珍しいヨーロッパ野菜や高ビタミンいちごなど、ニーズのある新しい価値を探るマーケティング戦略が重要となる。露地栽培を置き換えたものではなく、高付加価値農産物に適した工場こそが次世代型工場のあるべき姿なのだ。

< 123>

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  2. 【植物工場ビジネスの最新動向と課題】現状は赤字が約半数。エネルギー削減の取り組み進む...
  3. 魚のフンが肥料に!? 循環型農法「アクアポニックス」をパッケージ化した次世代農場...
  4. ハイスペックで格好良い!「次世代軽トラ」の実力
  5. スマート農機の自動操舵がより正確に! ソフトバンクのRTK測位サービスに迫る...
  6. 太陽光発電を活用し、天候や昼夜を問わず種まきと除草を自動化できる自走式ロボットとは?...
  7. 高温・乾燥ストレスの予防に!「海藻」の恵みを植物へ届けるバイオスティミュラントとは?...
  8. 成功する農業後継「子供の頃から農業が嫌だった」
  9. 植物の免疫力と鉄吸収力を高める! “ビール酵母”がベースのバイオスティミュラントの実力とは...
  10. 「一人でも多くの人に農業で成功してほしい」 愛媛県4Hクラブ会長が失敗から得た財産とは...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.32|¥0
2024/07/19発行

お詫びと訂正