注目キーワード

最新技術

パプリカの熟度を判断して自動収穫!? オランダで収穫ロボットの開発が進む

オランダでパプリカ自動収穫ロボット「スウィーパー」の開発が行われている。注目すべき驚きの最新機能とは?

世界初!
画期的なパプリカ収穫ロボット

「スウィーパー」は、オランダのワーヘニンゲン大学らの研究チームが開発している世界初のパプリカ収穫ロボットだ。温室を自律走行しながら、ロボットアームに内蔵されたカメラでパプリカの実を検知し、その色から熟度を評価したうえで、実を傷つけることなくグリッパーで摘み、収穫コンテナに移動させる仕組み。LEDフラッシュライトが装着されているため、昼夜問わず作業できるのも利点だ。


©Wageningen University & Research

現時点での試作機ではパプリカの実を1つ収穫するのに24秒かかり、その精度は62%だが、今後の改良によって収穫スピードを15秒に短縮できる見込み。研究チームは5年以内の実用化を目標に「スウィーパー」のさらなる開発をすすめている。



TEXT:Yukiko Matsuoka

AGRI JOURNAL vol.12(2019年夏号)より転載

関連記事

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  2. 【植物工場ビジネスの最新動向と課題】現状は赤字が約半数。エネルギー削減の取り組み進む...
  3. 魚のフンが肥料に!? 循環型農法「アクアポニックス」をパッケージ化した次世代農場...
  4. ハイスペックで格好良い!「次世代軽トラ」の実力
  5. スマート農機の自動操舵がより正確に! ソフトバンクのRTK測位サービスに迫る...
  6. 太陽光発電を活用し、天候や昼夜を問わず種まきと除草を自動化できる自走式ロボットとは?...
  7. 高温・乾燥ストレスの予防に!「海藻」の恵みを植物へ届けるバイオスティミュラントとは?...
  8. 世界初の量産型農業用無人車が登場! XAG×バイエル『R150』散布と運搬を自動化...
  9. 成功する農業後継「子供の頃から農業が嫌だった」
  10. 植物の免疫力と鉄吸収力を高める! “ビール酵母”がベースのバイオスティミュラントの実力とは...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.32|¥0
2024/07/19発行

お詫びと訂正