注目キーワード

生産者の取組み

消費者が支える産直システム「CSA」の魅力とは?

消費者が生産者を直接支える地域支援型農業「CSA(コミュニティ・サポーテッド・アグリカルチャー)」。日本ではまだ馴染みが薄いCSAを昨年から試験的に導入しているという、神戸の農家グループ 「BIO CREATOR’S」に話を聞いた。

有機野菜の啓蒙にも繋がる
生産者と消費者の新たな関係

欧米を中心に浸透しているCSAは、直訳すると地域で支える農業のこと。
消費者は農家から一定期間分の野菜を「不作のリスク」ごと前払いで購入。地域農家を支援する、消費者参加型の産直システムである。

この取り組みを、2016年3月から試験的に導入したのが有機農家たちによる農家グループ「BIOCREATOR’S」だ。毎週野菜を受け取る10週コース/有機野菜の啓蒙にも繋がる生産者と消費者の新たな関係20000円、隔週5週間コース/12000円の2コースを設け、毎回10品目ほどの野菜をパック。消費者は、指定農園、提携カフェ、ファーマーズマーケットといった「ピックアップステーション」で、週1程度、農産物を受け取ることができる。生産者の顔が見える仕組みが好評で、継続率が高く、最初は数人だった会員数が今年は約30人まで増加したという。

123>

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  2. 【植物工場ビジネスの最新動向と課題】現状は赤字が約半数。エネルギー削減の取り組み進む...
  3. 魚のフンが肥料に!? 循環型農法「アクアポニックス」をパッケージ化した次世代農場...
  4. ハイスペックで格好良い!「次世代軽トラ」の実力
  5. スマート農機の自動操舵がより正確に! ソフトバンクのRTK測位サービスに迫る...
  6. 太陽光発電を活用し、天候や昼夜を問わず種まきと除草を自動化できる自走式ロボットとは?...
  7. 高温・乾燥ストレスの予防に!「海藻」の恵みを植物へ届けるバイオスティミュラントとは?...
  8. 成功する農業後継「子供の頃から農業が嫌だった」
  9. 植物の免疫力と鉄吸収力を高める! “ビール酵母”がベースのバイオスティミュラントの実力とは...
  10. 「一人でも多くの人に農業で成功してほしい」 愛媛県4Hクラブ会長が失敗から得た財産とは...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.32|¥0
2024/07/19発行

お詫びと訂正