注目キーワード

最新技術

機械と育む農業生活 機械化は農業人をいかに救うのか

周りより農業を始めたのが遅くたって、機械に頼れば関係なし!効率的で楽で儲かる農業には機械化が欠かせない。話題の「スマート農業」を現場では一体どのように活用されているのか?千葉県旭市でトマトの栽培を行っている荒井さんにお話を伺った。

作業負担の軽減と効率化にスマートアグリの活用を

荒井さんは、約3年前に45歳で家業のトマト栽培を父親から引き継いだ。現在千葉県旭市に計6ヶ所、延べ3600坪のハウスでトマト栽培を手がけている。

農業を始める年齢としては、比較的遅いスタートといえる荒井さんだが、この道50年の大ベテランである父親の栽培ノウハウを学びつつ、更なる発展を目指して就農後すぐにネポン株式会社の「アグリネット」を導入した。
「父親の経験と勘を、客観的なデータと照らし合わせた上で、広大なハウス内での作業負荷の軽減や、効率化を目指しました。トマト栽培の難しい点は、冬場の温度管理。ハウス内を暖房装置であたためるんですが、想定温度に達していなかったり、機械が故障したりすると、夜中でも、アグリネットがパソコンやスマートホンにアラートを送ってくれるので助かります」。

NEPON_002

導入から3年、期待通りの成果が上がっている、と荒井さん。現状は温度センサーのみだが、今後はCO2や湿度センサーの導入についても、コストバランスをみながら検討したいとのことだった。

12>

農業機械&ソリューションLIST

アクセスランキング

  1. 軽トラカスタムの新潮流!親しみやすさが人気の『レトロカスタム』
  2. 【植物工場ビジネスの最新動向と課題】現状は赤字が約半数。エネルギー削減の取り組み進む...
  3. 魚のフンが肥料に!? 循環型農法「アクアポニックス」をパッケージ化した次世代農場...
  4. ハイスペックで格好良い!「次世代軽トラ」の実力
  5. スマート農機の自動操舵がより正確に! ソフトバンクのRTK測位サービスに迫る...
  6. 太陽光発電を活用し、天候や昼夜を問わず種まきと除草を自動化できる自走式ロボットとは?...
  7. 高温・乾燥ストレスの予防に!「海藻」の恵みを植物へ届けるバイオスティミュラントとは?...
  8. 世界初の量産型農業用無人車が登場! XAG×バイエル『R150』散布と運搬を自動化...
  9. 成功する農業後継「子供の頃から農業が嫌だった」
  10. 植物の免疫力と鉄吸収力を高める! “ビール酵母”がベースのバイオスティミュラントの実力とは...

フリーマガジン

「AGRI JOURNAL」

vol.32|¥0
2024/07/19発行

お詫びと訂正