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もう肉を食べる時代は終わり!? 肉そっくりの真菌由来タンパク質「プロミク」

世界のトレンドをチェックして、食農ビジネスのヒントにしよう! 今回紹介するのは、スウェーデンのスタートアップ企業が開発した、肉そっくりの代替タンパク質。いったいどんな商品なのだろうか。

食品残渣を培地に真菌を培養
肉そっくりの代替タンパク質

「プロミク」とはスウェーデンのスタートアップ企業マイコリナが開発した真菌由来のタンパク質だ。食品加工の過程で生じる食品残渣を培地として真菌を培養する仕組み。成分の60%がタンパク質、12%が食物繊維であることから食肉に似た味や食感を楽しめ、ミートボールやナゲットなど、様々な食品に活用できる。また「プロミク」の生産は、肉牛の生産に比べて5000分の1の敷地で足り、水の消費量も60分の1にとどまるため、環境負荷が低い

マイコリナでは2020年5月に120万ユーロ(約1億4500万円)の資金を調達し、スウェーデン南部で生産工場を建設中。大手食品メーカーとの提携のもと2021年の商品化を目指している。

©Mycorena AB


文:松岡由希子

AGRI JOURNAL vol.16(2020年夏号)より転載

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